下半身の冷えの症例
40代の症例
BM20 体外受精(顕微)
長くフルタイムでの仕事をもっていたが、若いころには徹夜も多く、とても不規則な生活をしていた。
40代に入ってからご結婚。
しばらくして妊活のためにパートタイムに働き方を変えた。
フルタイムで働いているときは下痢気味の体調が普通だったが、仕事を減らし、軽い運動を始めるなど生活のリズムを整えるようにした。下痢は減ったが便秘にもなるようになった。
不妊治療のための 病院に行き初めて1年ほどたっても妊娠しないということで、ビッグママ八王子に来院。
お体の状態は、下半身の冷えが気になるとのこと。もともと冷え性だったが、このところ臀部や下肢の冷えを強く感じる。
他にも薬を飲まないと吐いてしまうような頭痛、肩こりは常に、寝つきが悪い、胸のつかえ感がある、風邪をひきやすい、子宮にポリープがある などの訴えがあった。
お体を拝見したところ、まだ寒くない季節であったけれど手足は冷えていた。
脈を診たところ、ストレスを感じているのかな?と思った。
舌の苔はねっとりと厚く、舌下静脈は少し太くなっていた。
背部には少し冷えがあり、ほかのツボとも考えあわせて風邪がありそう。
他にも消化器系や、生命力の土台の力を反映するツボに大きな反応が見られた。
鍼灸の方針を、風邪の治療に加えおなかの調子を整え、適宜ストレスを払うことで生命力の土台を養ってく というように決めた。
3回目の来院のころ、下半身の冷えが楽になってきた。
2か月後、今年は風邪をひかないとのこと。ひどい頭痛にもならない。
約6か月後、体外受精胚移植で着床、妊娠。
おめでとうございます。