心も体も丸ごとひとつで一人のひとです。きめ細かなカウンセリングと東洋医学の四診合参(問診、聞診、視診、切診)によって、貴方の身体の状態を探っていきます。
肩こり、腰痛、冷えや不眠、便秘、下痢、のぼせ、むくみ・・・以前は感じなかったこんな不調を感じるようになってはいませんか?
その症状は、身体が教えてくれるシグナルです。体は本来、隙あらばよくなろうとしています。それがなかなか整わない、ということには何か原因があるはずです。それを東洋医学的に見つけていくのです。
不調は感じない、という方もいらっしゃいますが、ツボの状態などを触診させていただきますので、あなたの身体の声を客観的に聞くことで、治療をいたします。
鍼灸治療や養生によってバランスが整ってくると、症状は出なくなります。お体が整うことで、妊娠しやすいお体へと変わっていきます。
ビッグママ治療室八王子掛川店では、無駄に治療の期間を延ばすようなことはいたしません。不妊治療は時間との競争の場合も多々あります。急いで、でも慌てずに治療を進めてまいりましょう。
東洋医学では、四診の結果を証(しょう)といい、それに従って治療の手を入れていきます。主なものをあげます。1つの証だけではなく、複数の症状をあらわすこともよくあります。あてはまるかチェックしてみては如何でしょうか。
腎虚
腎気はやる気の元、生命力の底ぢから、生殖の要です。成長や性機能を主りますが、その力が落ちている状態です。
- *生理不順
- *四肢の冷え
- *頻尿、夜間尿
- *めまい
- *足腰がだるい、冷える
- *耳鳴り
- *便秘、下痢など
気虚
気は生命現象の基本と考えられています。それが足りない状態です。
- *疲れやすい
- *気力がわかない
- *体重減少、食欲がない
- *めまい
- *脈が弱い
- *舌が大きい、歯の形がつく
- *汗をかきやすい
- *太っているなど
陰虚
体に必要な水分が少なくなっている状態です。
- *口やのどが渇く
- *目や肌が乾く
- *コロコロ便
- *寝汗をかく
- *手足がほてる
- *頬があかいなど
肝鬱
肝気はやる気の元、頑張る力、生きる意志です。それがうまく巡らない状態です。
- *イライラしやすい
- *ため息をつく
- *生理不順
- *PMSがある、生理前に胸が張る
- *のどに異物感がある
- *目が赤くなりやすい
- *情緒不安定など
脾虚
食べたものを消化、吸収、排泄し、エネルギーを作り出す機能が落ちている状態です。
体が湿気やすくなります。
- *食後にもたれたり、おなかが張る
- *むくみやすい
- *めまい
- *尿量減少
- *出血しやすい
- *軟便、下痢をする
- *胃下垂、痔(脱肛)や、子宮が下がる
- *だるくなることが多いなど
瘀血(おけつ)
血が一定の場所に滞り、邪となっているものです。
- *生理痛は刺すような痛み
- *下腹部を押すと痛みがある
- *同じところが痛い
- *子宮筋腫や内膜症がある
- *ほくろが多い
- *爪の付け根が黒い
- *経血に塊がまじるなど
タイミング指導の方、人工授精を受けている方、体外受精の方、いろいろな方が当院にはいらしています。
病院のお薬は、少量の薬で効く方、効き方がゆっくりな方、副作用の強く出る方などの感受性は、ひとにより違っています。お薬を長く使うことで、お体が疲れてくることもあります。
病院での治療は楽しいものではありませんね。激しいストレスになっていることもよくあります。ストレスは万病の元、肩こりや頭痛を起こし、血流も悪くなります。
そんなストレスを癒やし、お薬のダメージを軽減し、お体を整えて生命力を上げることで、病院での治療が最大の効果を上げられるよう考えていきます。
卵原細胞の数は、胎児の時期が1番多く、出生時にはすでにその3分の1以下にへっています。持って生まれた卵原細胞は、生まれた後に増殖分裂することはなく、20歳頃で10万個といわれています。この卵原細胞は、1度に5〜10個ずつ成長し始め、一番大きく育った主席細胞1つだけが排卵し、他の卵胞は閉鎖・退縮します。成長を始めてから排卵まで70日を要します。
年齢を重ねるにつれ卵子の数はどんどん減っていくと同時に、染色体異常の卵子が増加してしまいます。
そのために、妊娠しにくくなり、流産が増えるといわれています。お肌のお手入れに似ていると思います。
加齢によってお肌の状態は変わっていきますが、正しいお手入れをすることで、若くて良い状態を保つことが出来ます。残念ながら卵原細胞は新しくできることがないので、1度壊れてしまったものは諦めるより仕方がありません。でも、今あるいい細胞がなるべくいい状態のままであり続けるように、お手入れをすることをお勧めします。バランスよく食べ、適度な運動、よく眠り、抗酸化、抗糖化に気をつけるなどです。そして、鍼灸により血流を促進し、体調を整え、生命力を上げていく事で、現在ある卵の質をいい状態に保ちます。
状態のいい卵が一つ、元気な精子がひとつ、これで妊娠は可能なのです。
2回以上流産を繰り返す場合を反復流産、3回以上の場合を習慣性流産、妊娠はするけれど、2回以上の流産・死産、もしくは、生後1週間以内に死亡する早期新生児死亡によって自がえられない場合を不育症といいます。不育症の検査は、
①子宮の形を調べる
②内分泌検査(糖尿病、甲状腺機能)
③染色体の検査
④抗リン脂質抗体
⑤凝固因子異常
があります。
しかし半数は原因がはっきりわかりません。病院の検査で原因不明でも、東洋医学的に原因を探っていき、治療することができます。生命力・お体の力が充実させて、胎を落とさずに出産しましょう。
女性だけで妊娠することは出来ません。奥様とご一緒に来院していただける方に限り、治療をお受けしております。
男性不妊の割合は全体の3割〜半々くらいといわれています。精子は日々細胞分裂により作られていますが、分裂しても年齢相応の細胞が出来ます。
年齢とともに、卵子同様に遺伝子異常が増えてくることとなります。しかし精子は新しい細胞が日々生まれていますので、鍼灸治療や養生により改善することがよくあります。
お一人ずつの状態を把握して、一番適していると思われる方法で治療をしていきます。男性の冷え性も増えてきているように感じます。身体を温め、疲れをとるだけでも元気が出ると思います。鍼灸で体調を整えましょう。
つわりは個人差の大きなものです。妊娠のあかしのようなもの・・・とはいえ、辛いものです。
普通、胃の気は下向きに動きます。お腹の赤ちゃんは陽、熱ととらえます。熱は上昇気流を起こすので下向きの胃の気が上逆してしまい、つわりが起こります。つわりの治療は、逆流する気が暴走しないように納めるように考えていきます。
逆子も気逆と考えます。どうして気逆が起こるのかを、お一人ずつ考えていきます。お腹の赤ちゃんが、居心地が悪いよ〜といっているのだから、暖かく、柔らかく、居心地が良くなるようにと考えていきます。
妊婦さんの治療は、病院の許可を取っていただいた方のみとなります。
WHOでは鍼灸の有効性を認めた病気に様々なものを上げています。
婦人科系疾患 | 不妊、冷え性、月経不順、生理痛、血の道、更年期障害、乳腺炎、白帯下 |
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運動経疾患 | 関節炎、リウマチ、頸肩腕症候群、頸椎ねんざ後遺症、五十肩、腱鞘炎、腰痛など |
消化器系疾患 | 胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘、胆嚢炎、肝障害など |
神経系疾患 | 神経痛、頭痛、めまい、不眠、自律神経失調症など |